トマトの消費拡大のためには調理用トマトの品種開発を

 

 

調理用トマト

 

世界でいちばん多く消費されている野菜は「トマト」です。

トマトは果実を生で食べたり料理に入れたりするほかに、ジュース・ケチャップ・ピューレなどの加工食品としても大量に消費されています。

もともとトマトは南米アンデス山脈の高地に自生していたナス科の植物で、原住民によって栽培されていました。

それがヨーロッパ人のアメリカ大陸到達ののち、ヨーロッパに持ち込まれて品種改良され、世界中に広がって作られるようになりました。

ところでイタリアの調理用トマトは、真っ赤になるまで実らせることで、うま味をたっぷり蓄えます。

一方、一般的な生食用トマトは、生で食べることを前提としているため、皮が薄く作られていて、あまり完熟させすぎると皮がぶよぶよになってしまいます。

つまり、イタリアの調理用トマトはうま味を、日本の生食用トマトは甘味を追求してきたといえます。

トマトの消費を拡大させるためには、調理用トマトに取り組まなくてはいけません。

今後の求められているのは「調理用トマト」の普及開発です。調理用トマトにはトキタ種苗が熱心に取り組んでいます。

★参考までにこちらを

「知らなかった! トマト料理の新鉄則」

コメント

  1. 餅田 雅子 より:

    いつも薬膳レシピをご掲載いただきお世話になっております。
    こうして拝読いたしますと、トマトの献立への影響は膨大だなあと
    実感いたします。
    調理用トマトが普及されていきますと、作り手としましては、
    益々日本の食材との融合が楽しみになって参ります^^(^0_0^)/

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