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長雨から猛暑で野菜高騰

 

 

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長雨から猛暑に

 

 

 

 

 

 

 

青森市中央卸売市場の8月の販売統計

指数は121%と前月より一気に34ポイントダウン

 

 

 

 

 

青森市中央卸売市場の8月の販売統計がまとまりました。

国が定める指定野菜14品目の平均卸売価格の対平年(直近4か年平均)指数は121%と前月より一気に34ポイントダウンしましたが依然として「やや高い」状態。

しかし、相場は下げ局面に入っており、台風などの気象災害がなければ9月の相場は平年並みに落ち着きそうです。

7月の長雨から一転し、8月は全国的に晴れて厳しい暑さに見舞われました。

浜松市で観測史上の最高記録に並ぶ41.1℃を記録、都心で月間の猛暑日の日数記録を更新するなどまさに記録的な暑さとなりました。

果菜類は日照不足による生育不良から回復、土物類は北海道産の出荷が始まり、一部の葉茎類を除いて全般に品薄傾向は解消されました。

高値疲れと猛暑による需要の減退で相場はじりじりと下げています。

7月は台風発生件数ゼロでしたが、8月はに立て続けに6個発生しています。

ラニーニョの影響で発生場所が西よりだったため日本列島への影響は限定的でした。

9月も引き続き台風の発生が多いとの見方もあり予断を許しません。

近年まれにみる勢力で九州地方へ接近すると予想される台風10号が心配です。

14品目中6品目が前月よりランクダウン、しかも下げ幅が大きくなっています。

ランクアップはレタスとキャベツの結球野菜のみ。詳細は以下の通りです。

-は該当なしを、△▼は前月からのランクの移動を示します。

・平年より極めて高い
(平年比200%以上)
 -
・平年よりかなり高い
(150%以上200%未満)
 はくさい、にんじん▼、ばれいしょ▼、レタス△
 キャベツ△
・平年より高い
(125%以上150%未満)
 なす、きゅうり、ピーマン▼
・平年よりやや高い
(111%以上125%未満)
 トマト、ほうれん草▼、ねぎ▼
・平年並み
(90%以上111%未満)
 だいこん、さといも、玉ねぎ▼
・平年よりやや安い
(80%以上90%未満)
 -
・平年より安い
(67%以上80%未満)
 -
・平年よりかなり安い
(50%以上67%未満)
 -
・平年より極めて安い
(50%未満)
 -

高値を維持しているのははくさいとキャベツのみ。

7月に暴騰したにんじん、ばれいしょ、なす、ねぎは大きく値を下げており、まもなく平年並みの水準になる見込みです。

感染症予防の基本は「手洗い」「十分な睡眠」そして「バランスの取れた食事」。

ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富に含まれる野菜や果物を積極的に食べるようにしましょう。

中央卸売市場では開設者である自治体と事業者が連携し「事業継続計画書」を作成しています。

生鮮食料品の安定供給体制を維持できるよう感染防止と危機管理に努めています。

 

 

 

 

 

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