豪州東部で乾燥による作柄懸念が継続 - 日本農業再生   日本農業再生   -->
|ホーム |「すばる会員」申し込み |カテゴリ一覧 |メルマガ登録 |

豪州東部で乾燥による作柄懸念が継続

農水省のロゴ

海外食料需給インフォメーション
(Global Food Supply & Demand Information)
-農林水産省政策課食料安全保障室ー

 

 

 

 

 

豪州東部で乾燥による作柄懸念が継続
Continued crop concerns caused by dry conditions in eastern Australia

 

 

 

 

 

豪州の小麦1-1

 

豪州の小麦1-2

 

 

南半球の豪州では、小麦の播種は5~6月頃、収穫は12月~翌年1月頃に行われます。

国際穀物理事会の報告(10月26日公表)によれば、今年は9月に深刻な乾燥に見舞われたものの、10月には広範囲で雨が降ったため、主産地の西オーストラリア州や南オーストラリア州では生産見通しが安定すると見られます。

一方、東部のニューサウスウェールズ州などの一部では、その雨が遅きに失し、乾燥による悪影響が残ると見られます。

2017/18年度の小麦生産量は、史上最高の大豊作となった前年度を41%下回る2,050万トンとなる見込みです。

本日の写真は、南オーストラリア州の主要穀物輸出港のひとつ、ポートリンカーン港の輸出業者の貯蔵庫(写真①)と、西オーストラリア州の農家保有の貯蔵庫(写真②)です。

生産者によれば、貯蔵庫には豊作だった昨年の小麦がまだ残っており、今年は昨年ほどの生産量を見込めないので、現在保管中のものを引き続き販売したり飼料として活用する予定だそうです。

 

◎需給に関する情報は、農林水産省ホームページ「食料需給インフォメーション」

Leave a Response