海外便り

ロシアの冬小麦は、例年８～10月には種され、冬の休眠期を経て翌年７～８月に収穫されます。ロシア南部では、2015年夏から秋にかけての降雨不足により、は種時期の土壌水分量が低下し、発芽や初期生育が順調に進むかどうか、懸念されていまし た。

フィリピンの稲作は、例年、前作の作付けは４～６月頃、収穫は９～12月頃、後作の作付けは10～12月頃、収穫は翌年１～４月頃に行われます。本日は、 2015/16年度の米生産状況について、レイテ島北部ババトンゴンのマンラ氏の水田の様子をお届けします。

インドでは、小麦のは種は例年10～12月に行われます。2016/17年度のは種作業も2015年10月頃から開始されましたが、手播き（写真左上）、機械播き（写真右上）のどちらも行われています。

オーストラリア・ビクトリア州の2015/16年度のなたねは、冬から春の初め（2015年６～９月）にかけて乾燥型の天候に見舞われたため、収量が大きく減少する見込みです。

2015年11月中旬、オーストラリアのウエスタンオーストラリア州では、落雷により低木地帯で火災が発生し、約３万ヘクタールの農地が類焼しました。

新年明けましておめでとうございます。おかげさまで、当フェイスブック「海外食料需給インフォメーション」も新しい年を迎えることができました。本年も、様々な話題を提供できるよう、担当者一丸となって取り組んで参りたいと思っております。変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。

本日、海外食料需給レポート12月号を公表しました。本レポートは、世界の穀物の生育及び作柄に関する情報、需給に関する情報、国際価格に関する情報等を、政策課食料安全保障室の担当者が検証、分析、整理、編集したものです。

カナダ・サスカチュワン州のグッド氏の農場では、春小麦となたねの収穫は既に終了し、11月下旬には１センチメートル程の雪が積もりました。

本日は、ウクライナ中央部に位置するドニエプロペトロフスク州の小麦、とうもろこし、なたねの11月10日現在の状況についてご報告します。写真①は、分げつ期を迎えた秋蒔き小麦（冬小麦）の様子です。ちょうど降雨があったところで、作物の100％が良好な状態にあります。