いま注目の岸和田・農産物直売所「愛菜ランド」とは・・・
神於山やとんぼ池公園のすぐ近所、国道170号(外環)沿いに昨年オープンしたJAいずみの”巨大”農産物直売所【愛彩ランド】はいまテレビ取材も入り注目されてます。
【愛彩ランド】は泉州岸和田の野菜、果物、花、水産物が揃った”安全な食の拠点”、さらに駐車場やトイレなどの道の駅としての機能も充実。
そこで愛彩ランド出荷協力会の幹事をしている松本隆弘さん(桃とみかんの専業農家)にご紹介してもらった。
「愛彩ランド」は1年半の仮店舗営業の後、平成23年4月にオープンしました。
開発面積4.4ha、床面積1644平米の直売所とレストラン『泉州やさいのびゅっふぇ』が人気です。 駐車場は280台収容。
売り上げは、初年度10億7千万円。
開始から1年10ヶ月あまりの2月12日、入場者100万人を達成しました。
立地条件は、岸和田市の山手地区にあり半径1km内に民家はナシ、丘の上にあるため自転車のお客はゼロ・・・です。
それでも、平日1100~1300名、休日は2000~2300名のレジ通過者があります。
客単価は2200円~2300円。 といったところです・・・・大阪からは、もともと和歌山の「めっけもん広場」に向かわれるお客さんが多かったのですが、その道すがらにオープンしたものでクチコミで知られていたようです。
野菜や果物の生鮮品の販売手数料は15%、加工品が20%。平成25年度は12億6千万円の売上げ。アドバイザーにはこの倍の売上げ可能と指導されているそうです。
直売所の入り口にはみかんの後、雑柑類、たけのこ、梅、桃、いちじく、ぶどうの順に地元産の旬のものが並びます。特産の「水ナス」ももう少しです。
市場の卸は産地対策に真剣に取り組んでいかないと、今後もこうした勢いはいたるところに拡大していくだろう。
出荷協議会・松本隆弘さんの談話
JAの合併の関係で岸和田から高石市までがJAいずみのの範囲になりましたので、高石や泉大津あたりにJAの施設はできることはありません。
またJA堺市はすでに小規模の直売所を運営していますが、大きな規模で店舗展開するには、農家の軒数が足りません・・・。 話しによりますと、直売所も中・小規模店舗のところは苦戦のようです。
やはり、「いつ来ても商品がある」 「スーパー並に品物が揃う」 がクリアできないと「安くて新鮮」だけでも経営は安定しないと思います。
26年度中には車で5分の距離の、阪和道岸和田和泉出口付近に「コストコ」および「ららぽーと」が出店し、大阪市はもちろん東大阪近辺および和歌山からの人の流れも拡大します。