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水産は減収減益、青果は増収増益、花きは増収減益
東京都中央卸売市場の卸売業者の経営状況(概要）
水産は減収減益、青果は増収増益、花きは増収減益
＜東京都中央卸売市場の卸売業者29社の28年度（平成29年3月期)事業報告書を集計＞
【ポイント】
水産物部
・卸売業務における販売数量は減少、販売単価は上昇した。
・売上高は卸売業務の減少が兼業業務の増加を上回ったため、減収となった。
・売上総利益は、買付販売利益は増加したものの、受託物品の取扱数量の減による受託販売手数料の減少や、兼業業務利益の減少により、全体では減益となった。
・営業利益及び経常利益は、売上総利益の減少に加え、販売費及び一般管理費が増加したため、減益となった。
青果部
・販売業務における販売数量は減少、販売単価は上昇した。
・売上高は、卸売業務及び兼業業務いずれも増加したため、 増収となった。
・売上総利益は、受託販売手数料、買付販売利益及び兼業業務 利益のいずれも増加したことにより増益となった。
・営業利益及び経常利益は、売上総利益の増加が販売費及び 一般管理費の増加よりも多かったため、増益となった。
花き部
・卸売業務における販売数量は減少、販売単価は上昇した。
・売上高は、卸売業務は減少したものの、兼業業務の増加が 上回ったため、増収となった。
・売上総利益は、受託販売手数料の減により減少したが、買付 販売利益及び兼業業務利益が増加したことにより、全体では 増益となった。
・営業利益及び経常利益は、売上総利益が増加したものの、 販売費及び一般管理費がそれ以上に増加したため、減益となった。