自然の恵みに感謝して節水意識を

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自然の恵みに感謝して節水意識を

 

 

 

森林文化協会

 

森林塾青水が群馬県みなかみ町で実施した5月定例活動「藤原の山菜&ブナ新緑の森」(森林文化協会後援)に参加しました。夜の車座講座に登場された藤原案内人クラブの林親男さん(81)=写真=が、利根川源流域の自然を見てこられた体験から、この夏の首都圏の水不足を心配しておられましたので、その発言をいくつか紹介しておきましょう。

「例年ですと利根の奥は10m以上の雪が積もるが、今年は2mくらいしか積もらなくて、それももうほとんど消えてしまった。尾瀬のミズバショウは、いつもなら6月のあたま頃が一番いいのに、雪が消えちゃったから、今みんな咲いちゃってるんです」

「昨秋は藤原ダムが満水で、何十年ぶりかの良い写真が撮れました(写真撮影はプロ並みの腕前です)。いっぱいで良かったなと思っていたが、その藤原ダムの水がこの1週間ほどで減ってきている。下流で灌漑用水が足りなくて、ダムの水を流し始めた。今は毎日1mほどずつ減っている。本当なら、今は雪解け水でいっぱいなんですよ。もっと上流の奈良俣ダムや八木沢ダムも。この分では今年、絶対に水が足らなくなる。水はあって当たり前になっているが、なくなると首都圏は大変だ」

国土交通省関東地方整備局のHPによると、現在の貯水率は藤原ダムで53%、利根川上流8ダム合計で78%という数字が出ています。後の頼みは、梅雨とゲリラ豪雨でしょうか。夏を前にした今から、節水意識を高く持って生活することが肝要なようです。

 

 

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