たねのローカリゼーション

タネのいろいろ

 

 

 

 

たねのローカリゼーション

 

 

 

 

 

 

 

 

印鑰 智哉さんから

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世界でタネが大変な状況になってきています。

タネは何千年にもわたり、農民が手をかけて選んで、つないできたから、私たちの社会は続いてきました。だけど、ここに来て、そのタネに特許をかけるなどして独占する動きが強くなってきたからです。

世界のタネが農民の手から奪われてしまう、ということで、今、世界中の農民・市民が手をつないでタネを守る動きを始めています。

この今の世界のタネの独占を進める動きは誰がやっているのか、というと、国でいうなら日本なのです。

日本は種子法を廃止して種苗法を改訂してしまいました。そればかりでなく、アジアの隣国含めた国の種苗法も改正しろ、という圧力を加えています。

日本は27年前の1998年にタネのグローバリゼーションに踏み切ります。

国内にあったタネの圃場もぐっと減り、国内でタネを採っていた人も激減して、野菜のタネは9割を輸入する国になってしまいました。

でも肝心要のことをやらなくなると、技術も経験も失われてしまいます。

今、危機的なのはお米だけではありません。

むしろお米がまだまだ一番いい状態で、他の作物はもっと大変なのが現実です。このままでは日本はどうなってしまうのか、立場を超えて、真剣に考え、行動しなければならない時が来ています。

そんな深刻な問題は頭の片隅に入れておき、実はタネを守る活動はとても楽しいものです。そして、そのタネを守る活動が、今、日本でも急速に広まっています。よく考えたら、私たちは毎日、タネを食べ、私たちの食卓はタネに溢れているのです。タネを捨てないで庭で育てれば違う明日を作れます。

そして、日本の各地には伝統的な在来種のタネが残っていて、それをみんなで育てることもできます。

そんな活動をしている人たちに話を聞きながら、何ができるか、いっしょに考える場が6月8日にあります。

ローカリゼーションデーの分科会「たねのローカリゼーション 〜ゆるやかに繋がる未来会議」

植物学者の Kana Koa Weaver さん、富士山麓有機農家シードバンク代表の 鈴木 一正 さんに僕も加わります。当日、1998年から現在までの日本の種子政策の問題点をまとめた僕のレポート(40ページ)を公開します。参加は無料です。ぜひ、ご参加ください。

全体のローカリゼーションデーは6月8日10時から18時まで。分科会「たねのローカリゼーション 〜ゆるやかに繋がる未来会議」は11時から12時15分です。

申し込み

詳細プログラム

ローカリゼーションデーを前に、6月6日には映画『Closer to Home』上映と堤未果さん、辻信一さんとのトークに僕も加わります。こちらは有料ですが、他では見られない話ですので、ぜひご参加いただければ幸いです。

「クローサー・トゥー・ホーム ローカリゼーションという希望」上映+ゲストトーク

申し込み

最後にお願い。こうしたOKシードプロジェクトの活動はすべて市民の方たちからの寄付で成り立っています。

ぜひ、ご支援ください。よろしくお願いいたします。

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