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いろんな「カリン」

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【いろんな「カリン」】

 

 

 

 

かりん

 

 

この季節になると、庭木などで大きな黄色い洋梨のようなカリンの果実を見かけます。

カリンはバラ科の植物で、果実から独特の甘い香りがするため、さぞかし美味しいだろうと思われがちなのですが、果肉がとても硬い上に渋いため、残念ながら生食には適しません。

そのため、果実酒やシロップ漬けなどに利用されます。

カリンが最も多く栽培されているのは長野県で、意外なところでは東京都でもまとまった量が生産されています。

また、このカリンによく似た果実を付ける植物に、同じバラ科のマルメロがありますが、地域によっては両者を区別せずに「カリン」と呼んでいます。

生食が難しく、果実酒などに利用される点は、カリンと同じですが、果実の表面をみると、カリンはツルツルしているのに対し、マルメロでは表面に産毛が生えているという違いがあります。

このほか、赤褐色の木肌と美しい木目を持ち、家具や工芸材料などの木材として使われるカリンもありますが、こちらはマメ科の全く別の植物です。

バラ科のカリンの名前の由来は、木目がこちらのカリンに似ているからだと言われています。

いろんな「カリン」が出てきて、とても混乱した担当でした。

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