政令12600号をルラ大統領が撤回

うれしい知らせが地球の裏から届いた。
アマゾン川流域の主要な3つの河川(タパジョス川、マデイラ川、トカンチンス川)を遺伝子組み換え大豆やトウモロコシの物流ルートとして活用するために、その河川の運用を民間企業に委ねる政令12600号をルラ大統領が撤回した。
この政令は2025年8月28日にルラ大統領が署名した大統領アグリビジネスの圧力の下、署名してしまったのだろうが、もし、この川がカーギルなどの穀物商社の思うように使われてしまえば、アマゾン地域の先住民族の生活はさらに脅かされる。
この政令は国際法にも反して、先住民族の事前の同意を得ていない。
先住民族の土地に不法侵入して違法な金盗掘のために水銀が使われたため、川底には水銀が蓄積している可能性が高く、配慮せずに浚渫してしまえば環境汚染と周辺住民の健康被害が拡大してしまう。
先住民族にとって川とは輸出のための水路ではない。
彼らの世界の重要な構成要素。
この政令に対して、タパジョス川流域の先住民族がカーギルの施設前に野営して抗議行動を開始し、完全にカーギルの施設の操業を止めた。
1月にも及ぶ抗議行動で、ついにルラ大統領が政令を撤回。
大きな勝利となった。その勝利を祝う人びとの姿はまるでジェームス・キャメロンの映画Avatarがリアルな世界に現れたようだ、
なんて言うと怒られてしまうかもしれないけど、Facebookで次から次へと動画が投稿されていて、その姿に心が奪われた。
でも、そもそもなぜ彼らにこんな苦難を強いているかというと、世界が遺伝子組み換え大豆を消費し続けているからだ。
われわれの食が先住民族を追い詰め、アマゾンの未来を破壊している。
食を変えることは、こんなストーリーも変えることにならなければならない。


コメント