これが、いま注目される「けやき農場」の桑茶だ! - 日本農業再生   日本農業再生   -->
|ホーム |「すばる会員」申し込み |カテゴリ一覧 |メルマガ登録 |

これが、いま注目される「けやき農場」の桑茶だ!

 

「すばる会員」入会案内 

 


▼小野さんが散歩で歩かれる周辺の景色

 

むかしは 童謡「赤とんぼ」の一節“♪山の畑の桑の実を、小篭に摘んだは、まぼろし~か~♪” その昔日本の養蚕業が盛んだったころ、桑は絹をつくる蚕の飼料として用いられていたため、 地方に行けばいたるところに桑畑(桑園)があり、そこにはこの唄のような光景が繰り広げられていました。

 

▼「けやき農場」小野信一さん

 

 日本の近代化に貢献して貿易牽引役で外貨を稼いだのは蚕糸事業でした。いまでも全国いたるところに「蚕糸会館 」という立派な建物が残っています。東京は有楽町にありましたし、横浜のシルクセンターはいまでも街のシンボル的存在です。ところで横浜港を「金港」、神戸港は「神港」とも言います。サンフランシスコは「桑港」と日本語では表記しますが、これで往年のシルクロード(海路)をイメージできます。

 

しかし、いつしか絹は化学繊維におされ衰退していきました。

 

こうして日本の産業を支えてきた養蚕業の衰退とともに、各地で桑園転換が行われ野菜畑に変わっていきました。

 

大分県でも桑園は経済的、人的な面から耕作放棄地となったままでした。

 

そこで、桑茶製造をされるフェイスブック仲間の小野信一さんをご紹介します。

 

小野さんは3年前、ご両親の死とともに桑畑を受け継がれました。そして現在、桑茶を製造されていますがその導入のいきさつを語っていただきました。

 

何をするにしても、林のごとく大きくなった桑畑では、どうしようもありません。

通常は、桑を抜いて他の用途に使用するということでした。

しかし、そのために1.2haを畑として造成するとなると、多大な経費がかかります。

私は、なんとか桑畑を利用できないものかと思っていました。

ちょうどその頃、島根県桜江町で町をあげて桑茶を製造し販売していると聞き、私も桑畑が利用できないかと考えました。ネットや図書館でいろいろ調査・研究しまた。

その結果、昨年の冬から、桑の木を地際から伐採し、再生させています。

幸いにも、桑の寿命は100年ぐらい有り、生命力も強く今後の利用価値も大きいと思っています。

また、私たちの地区の地域おこしの起爆剤として活用しようと現在模索中です。

 

私も試飲させていただきました。5gパックを急須に入れまして30分ほど待ちます。

ほうじ茶みたいな香りがしまして甘味があり飲み心地はまろやかでした。とても美味しくいただけます。 

 

さて小野さんの桑茶の素晴らしいところは、一切の肥料や農薬を使わず自然に育った健康な桑の葉のみを桑茶として利用しているところです。

 

一般的な天日干の桑茶が、非常に飲みにくいため、九州地方に古くから伝わる「釜炒り茶」製法で行っています。

その方法は、200度近くの釜で、葉を直接いります。

 

その後、桑の葉を手摘み・炒る時も手で撹拌 、手もみと繰り返し、全てを手作業で行います。最終的に乾燥の工程を経て桑茶が完成します。香りが香ばしく飲みやすく、ほのかに甘い桑茶として、冬は、茶の間でお茶代わりに、夏は、麦茶代わりに手軽に飲める嗜好品となります。

 

 

 

今日は、素敵な桑茶ができそうだから。この製法は、桑茶でよく見られる「天日干し製法」ではなく、桑の葉特有の臭みを解消し、甘く香ばしい桑茶ができます。

① 桑畑に桑の葉を取りに行き。水洗いをした後、乾かし水分を取る。

② 桑の葉を1センチ幅に切る。桑茶が、早く焙煎できるように。

③ 200度ぐらいに熱した鉄鍋の中に桑の葉を投入する。

④ 葉を取り出し、細胞を壊すようによく揉む。

⑤ また、鍋に投入する。

⑥ 徐々に温度を低くしていき。「投入→揉む」を数回繰り返す。

⑦ 手で転がしながら、塊をほぐし乾燥させていく。大体、桑の葉から取れる桑茶の量は、葉の3分の1ぐらい。

今回は、ティパック100個分の500gでした。

 

 

 

桑の葉茶は、滋養強壮・ダイエット効果・栄養満点の優良健康茶である。・ 桑の葉特有成分「DNJ」を含有している。・ 血糖値を下げる、血圧を下げる、抗酸化作用、便秘解消などの効果がある。・ 中国では漢方として「滋養強壮・血行促進」などに用いられる。・ ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富である。・ カフェインを含まないので子供や妊婦さんでも安心して飲めます。個人差があることは、了解ください。

 

【付記】


小野さんはまことに幸運な方である。

 

フェイスブックが取り持つご縁で、NPO法人 日本マルベリークラブの代表理事である原三郎先生とご縁を結ばれたのである。

 

原先生は「桑・カイコ・絹の新しい機能の解明とその利用方法の研究、それらの効果の普及活動」をされています。私も尊敬しお知恵拝借させていただいています。小野さんにとって力強いアドバイザーとなることでしょう。来年は本格的製造に取り組まれる予定です。

 

 

今年は在庫がわずかです。

 

【申し込み先】

大分市大字太田1645-7

keyakinoujo@yahoo.co.jp

値段=5gティパック10個入りで525円(送料は別で)

 

Leave a Response