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日本の伝統野菜をいかに守るか?

 
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最近、野菜の味が不味くなったという声が聞かれるようになりました。

そうです。

伝統野菜の持っていた本来の味が味わえなくなりました。オデンに使われる大根もそうですね。青首大根では話になりません。

しかし、さすがは京都です。

こうした環境の変化をいち早く察知して京都の伝統野菜を守ろうと京都府が率先して保存に動きました。

伝統の京野菜はこうして守らたのです。

たとえば「賀茂なす」は種苗会社が品種改良でいじくりまわしたどんなナスよりはるかに美味しいです。

一 方、いま生産現場は高齢化とともに在来種の存続ができなくなっています。自家採取すたのは手間暇かかるのです。

こうして全国各地の気候・風土にあった伝統野菜が姿を消しつつあるのです。

生産効率の悪い自家 採取のタネより、収量が安定したF1のタネを購入したほうがいいとなっています。

生産効率優先で味は不味くなり作業まで管理される状態で伝統野菜の味は受 け継がれなくなりました。

つまり作りやすくて、収量が上がり、しかも病気に強いことに主眼がおかれています。

こうし てタネは一代雑種のF1に代わり、気候・風土が育てあげた野菜ではなくなったのです。

もう米を筆頭に野菜も果実も生産過剰で余っています。

過剰なのですから収量をあげても意味がない時代です。

それよりも、まだ全国各地に残る自家採取タネで栽培される野菜を守っていくほうが価値があります。

こうした野菜を再生産可能なように支援していきたい。

 






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