凍害のリスクを抱える冬小麦inカナダ - 日本農業再生   日本農業再生   -->
|ホーム |「すばる会員」申し込み |カテゴリ一覧 |メルマガ登録 |

凍害のリスクを抱える冬小麦inカナダ

12063351_1704097153153733_3481601298700404176_n.jpg 農水省

海外食料需給インフォメーション

-農林水産省政策課食料安全保障室ー

 

凍害のリスクを抱える冬小麦inカナダ
Winterkill risk is increasing for winter wheat in Canada.

12744043_1747535922143189_8632715506112542400_n.jpg カナダのアルバータ州

 

カナダは世界第6位の小麦生産国で、日本向けの輸出量は、米国に次いで第2位となっています。日本はカナダから主に春小麦を輸入していますが、カナダでは冬小麦も1割程度生産されています。

今年の冬小麦の作柄は良好ですが、プレーリー南部、特にアルバータ州とサスカチュワン州では、積雪量が少ないため凍害のリスクが高まっています。ただ、この地域では、今のところ厳しい寒さが急激に訪れたり長引くことがないとの予報から被害は最小限に留まると考えられています。

写真はアルバータ州に在住する Gerry Good 氏が2月第1週に撮影した、小麦、なたね等を搬出するために除雪した貯蔵庫前の庭です。Gerry 氏によると1月は乾燥した暖風が吹いていてとても暖かく、最大の積雪量は約10インチ (約25センチ)で、例年に比べ、それほど多くの積雪はなかったとのこと。2月第2週には気温が12℃以上になり、積もっている雪が溶け、水が流れ始めることが予想されています。

◎需給に関する情報は、農林水産省ホームページ「食料需給インフォメーション」

Leave a Response