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春の訪れを感じる郷土食

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春の訪れを感じる郷土食

 

 

 

やしょうま

 

本日は、長野県内各地で、毎年この時期に作られるおやつ、「やしょうま」をご紹介します。

やしょうまは、お釈迦様の亡くなられた日(涅槃会(ねはんえ))の2月15日に仏壇に供える米粉で作った細長い団子です。

地域によっては、一月遅れの3月15日にお供えするところもあります。

名前の由来は、お釈迦様が亡くなられる前に、弟子の耶(やしょ)が、米を使った餅を捧げると、「やしょうまかったぞ。」とおっしゃたとか。また、細長い形が「やせ馬」に似ていたことからその名がついたなど、諸説あります。

作り方は、米粉に砂糖と塩を入れてよく混ぜ、熱湯を入れてよくこねます。生地をこぶし大の大きさに分け、箸をさしてもつかない程度まで蒸し器で蒸したら、黒ごまや茹でておいた青豆などを入れて、さらにこねます。直径5cm位の棒状にのばしたら出来上がり。

あとは切ってそのまま食べたり、固くなったら焼いて食べます。

やしょうまは、春の訪れを感じさせてくれる信州の郷土食の一つです。

写真提供:JA長野県

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