泉大津市が「農業連携協定」を締結

 

 

 

 

 

泉大津市が「農業連携協定」を締結

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

南出賢一 /大阪府泉大津市長さんから

 

泉大津市と旭川市(今津市長)さんで、「農業連携協定」を締結しました。泉大津市は、全国の農業地帯を持つ自治体と連携し、就学前から小中学校で使用するお米(特別栽培米、有機JAS米)を購入する独自のサプライチェーンを構築していってます。

旭川市さんからは今年度、有機JAS米を20トン仕入れさせていただき、金芽米加工をして泉大津市の給食で提供させていただきます。有機米の生産現場でお話を聴き、大変なご苦労や使命感を感じ、敬意と感謝の気持ちが溢れました。子どもたちに届くのが楽しみです。

さて、日本の自給率は低く、農業従事者の高齢化が深刻化する中で、資材価格の高騰もあり、年々耕作地は減少しています。こののちも今の流れだと生産量は減る一方。

また世界情勢の不安定化や、国内でも気象の影響で米の不作も不安視される地域もあったりと、いつ令和の米騒動が起きてもおかしくないくらい食料事情は不安定だと感じています。

このような状況下、泉大津市の農地は市の面積の3%と極めて小さく、ひとたび市場が混乱すると、市民生活に大きな影響が及びます。同様の問題が全国の農業の弱い都市部で起こってもおかしくない状況だと考えています。

泉大津市含め川下の都市部(人口が多く、農地が小さいエリア)は、川上である農業地帯を持つ自治体、一次産業に従事されてる方がいてこそ生かされています。

今回のプランは、都市部が直接お米を購入させていただくことで、安定的に生産を継続してもらい、市場価格に左右されずに安定的に仕入れさせてもらう、共存共生の新たな仕組みです。

泉大津市の食料安全保障を守り、全国の農産地を応援するプランです。

協定締結をしていってる自治体さんからは、深刻化する農業課題の解決のための希望の連携だと喜びのお声をいただいております。

人口の多い都市部がこうしたサプライチェーン改革をすれば日本の農業の維持、発展の土台づくりにつながるのではないかと思います。

食べることは生きること。何を食べるかで健康にもなれば、病気になりやすい身体にもなる。

医食農同源、身土不二。

なにがあっても、ちゃんとしたものを食べていける状態を維持する。
泉大津市民の命と健康を守るため、ひいては日本の農業、日本人の命と健康を守るため。そうした使命感で職員と力を合わせて動いています。

来週は、滋賀県東近江市、熊本県人吉市さんと協定締結です。

 

 

 

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