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キュウリの馬、ナスの牛

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【キュウリの馬、ナスの牛】

 

 

お盆の飾りつけ

 

 

お盆になると、キュウリやナスに割り箸や爪楊枝で足をつけた「精霊馬(しょうりょうま)」を飾っているのを見かけます。

担当は、子どもの頃、夏の帰省の際に父の実家の戸口に置いてあるのを目にし、野菜で作った動物を大人が大まじめに飾っているのを不思議に思っていました。

この精霊馬、お盆にご先祖様があの世とこの世の行き来に使う乗り物だそうです。

意味合いや置き方、飾る時期などは地域によっても異なるそうですが、キュウリは足の速い馬に見立てられ、あの世から早く家に戻って来られるように、ナスは歩くのが遅い牛に見立てられ、少しでもこの世からゆっくり帰ってもらえるように。

また、お供物などをたくさん持ち帰ってもらうために牛にしたとも言われています。

旬の野菜を使ってご先祖様の乗り物を用意するという発想は、ご先祖様を大事にする気持ちの現れでしょうか。

担当の亡くなった祖母はお転婆娘だったそうなので、猛スピードのキュウリの馬に乗って大急ぎでこの世に向かっている姿が目に浮かびます。

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