大腸の調子を整えるには「野菜」と「桑の葉」を食べること

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原三郎さんのプロフィール

 

NPO法人 日本マルベリークラブ

代表理事 President · 2004年6月から現在

桑・カイコ・絹の新しい機能の解明とその利用方法の研究、それらの効果の普及活動

Studies, development and promotion of new functions and utilization of mulberry,silk-worm and cocoon.

 

 

大腸の調子を整えるためには野菜と桑の葉をたべること

 

 

大腸の調子を整えるために

関東方面では昨日7日を持って松の内終了、でも、関西は15日までが松の内なんです。

新年会はそんなことに関係なく、1月ならまぁいいかということになるでしょうね。

新年会を焼肉屋でやったとしましょう。食べ方はそれぞれかってですよね。①焼肉に食らいつく人、②焼き肉と野菜をおりまぜながら食べる人、③野菜を優先し、おまけに桑茶まで飲んだ後、やおら焼肉を食べる人、の3種類の食べ方の違う人を選んで大腸の様子を見てみましょう。

皆さんは、大腸には腸内細菌がぎっちり詰まっているように思っていませんか。実は、大腸の入り口付近の腸内細菌は少ないんですね。なぜって、腸内細菌は増殖しながら肛門に向かっているからで、一番たくさん増えた時、それは便となって出ていくときですよ。

大腸へ無傷で届くことができるものは、食物繊維以外にありません。腸内細菌にとって、食物繊維は唯一のエサといっても過言ではありません。だから、野菜を食べて、腸内細菌にエサやりをしなければならないのは、あなた自身なんですよ。

食物繊維は、①オリゴ糖(結合している糖の数が10個ぐらいまで)、②水溶性食物繊維、③非水溶性(水不溶性)食物繊維、の3種類に大別されますが、腸内細菌は①、②、③の順に好きなんです。①のオリゴ糖があれば、急速に増殖して、そのあとの食物繊維の消化が順調に進みます。その次は、水溶性食物繊維(ペクチンなど)です。非水溶性食物繊維(セルローズなど)は非常に消化されにくいんです。

大腸の調子を整えるのなら、吉永小百合さんなんかの宣伝に乗せられないで、せっせと桑の葉と野菜を食べましょう。野菜にしか食物繊維は含まれていませんよ。桑の葉には、大腸にオリゴ糖を届ける能力があります。でんぷんのアミラーゼ消化の最終産物のマルトース(グルコースが2個つながっている)は、桑の葉の力でそれ以上消化されず、食後血糖値を上げないばかりか、マルトースを大量に大腸に届けて腸内細菌のエサにするんです。

野菜に含まれるオリゴ糖はそんなに多くありません。確実にオリゴ糖を大腸に届けるためには、桑の葉が非常に良いのです。

 

 

 

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