マユの色は品種(原種)によって決まっています

 

 

 

原 三郎さんからシェア

 

原三郎さんのプロフィール

 

NPO法人 日本マルベリークラブ

代表理事 President · 2004年6月から現在

桑・カイコ・絹の新しい機能の解明とその利用方法の研究、それらの効果の普及活動

Studies, development and promotion of new functions and utilization of mulberry, silk-worm and cocoon.

 

 

 

10376312_677691345600469_8823808517240267346_n.jpg マユ

カイコがマユを作ることは誰でも知っていることですが、マユの色は白だとみんな思っています。

ところが実際には、色とりどりなんです。

日本では、明治の初期ぐらいまでは、絹を生産するためにたくさんの黄色のマユを作るカイコが飼われていました。

黄色だからと言って、別に困ることはなかったのです。

セリシンと言う絹繊維(フィブロインと言うタンパク質でできています)を完全に取り除くと、真っ白な絹繊維が得られるからです。

白いマユから取れる絹繊維と全く変わりません。

マユの色は品種(原種)によって決まっています。

カイコは桑の葉を食べて、桑の葉に含まれる特定の化合物を代謝して特定の色のある化合物にして繭糸腺(絹を溜め込むための組織)に溜め込みます。

色のついたマユをよく見ると、外側は色がついていますが、内側は白と言うのが普通です。

カイコはマユを外側から作っていきます。

マユの作り始めは繭糸腺にタップリの色素化合物が溜まっていますので、それが繭糸と一緒に吐き出されるため色がついています。

マユ作りの後半になると色素化合物が不足してきて、繭糸は白いまま吐き出されます。

そのため、内側は白いのです。

化粧品としてのセリシン液の性質は、品種によって変わっているでしょう。


人間の皮膚にとって最も効果的なカイコ品種はどれなのか。

多くの人がセリシン液を使うようになれば、次第に明らかにされていくことでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました