いまどうしていくべきかを考える学習会を開催

印鑰 智哉さんから
米騒動は続く。
米だけでなく野菜も、食品全般も高値が続く。
なぜならば、農家が農業を続けられなくなっているからだ。
このままでは、明日の日本の食はどうなるのか、という状況になっている。
一方、報道は連日のようにドローンを使った大規模スマート農業の宣伝ばかりが目立つ。水田をやめろ、などと数年前に言えば、反発が大きかったのに、今や乾田直播こそが、日本の稲作の姿とでも言いたげな報道がなされている。
小規模な農家も漁民も追い出して、大規模化すれば問題は片付くかのような主張を何の検討も加えないで垂れ流している。
日本だけは世界の中で、なぜ大規模一辺倒ではだめか、というすでに出た結論を受け付けないのか。
乾田直播は農薬や化学肥料も増やすし、連作障害もありうるし、持続性は疑問だし、なにせ、その先はモンサントが描いた「理想郷」直結だ。
本来、言論人は世界の見識を踏まえて、その浅はかな報道を批判すべきなのに、逆に大規模スマート農業のお先棒を自ら担いで得意になっている。日本の食をそんなものにするための露払いをしていて恥ずかしくないのだろうか?
そんな報道のどこがおかしいか、はっきりさせる必要がある。
また、食料危機の不安から有機農業の主張を引っ込めようという人たちがいる。ちょっと待って。
まったく事態は逆。
この事態で、もっともよく生き残れるものこそ有機農業であり、アグロエコロジーなのだから。
最初からその王道を塞いでは出口は見えなくなってしまう。
今は慣行農業でも構わない。いきなり有機農業・アグロエコロジーに行けない農家でも、化学肥料や農薬への依存を減らすことが今後の生存に有利に働く。
日本や世界の成功例から考える必要がある。
具体的にどう食を守るか=農家を守るか、何ができるか、具体的に考えていきたい。
本当にこのままでは日本の食は大変なことになってしまう、ということで、5月24日、藤沢で何が問題で、どうしていくべきかを考える学習会を行います。
ぜひ、ご参加ください。オンライン・録画はありません。
日時:2025年5月24日(土) 16:00〜18:00
場所:エコストアパパラギ 2階会場 神奈川県藤沢市鵠沼石上1-3-6



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