卸売市場は「地産・地消」の原点回帰を

スポンサードリンク
中プ卸売市場 開設者、卸、仲卸、小売 

 

 

 

日本農業再生

 

 

 




ソーシアルメディアで青果物流通



 

「ここでしか買えない体験」を最短距離で

 

 

 

中プ卸売市場

 

 

これまで卸売市場は「卸売市場制度」に守られて発展してきました。それは戦後、食糧難の時を経て旺盛な需要に支えられてきたためです。その意味で卸売市場制度そのものは成功しました

しかし、その制度も時代に合わせて修正はされてきたものの、いまではもうその根幹が制度疲労に喘いでいます。

つまり「大量生産・大量消費」を支えてきたハブ&スポーク型の大型流通網は、物流コストの暴騰、人手不足(2024年問題)、そして消費者の嗜好の多様化によって、物理的・経済的な限界を迎えています。

そこで小規模生産・流通(マイクロ・サプライチェーン)へシフトする必要があるのです。

そのポイントは、単なる「規模の縮小」ではなく、「情報の付加価値化」と「物流の多層化」にあります。

これからの戦略的ポイントを整理します。

 

 

 

卸売市場

 

 

1. 「機能別」から「目的別」ネットワークへの転換

大型流通は「効率」を目的としてきましたが、小規模流通では「共感」や「鮮度」が目的になります。

  • D2C(Direct to Consumer)の深化: 単なる直売所への出荷ではなく、SNSやプラットフォームを活用した個人の指名買い。
  • 「中抜き」ではなく「良質な仲介」: 小規模流通を束ねる「デジタル・アグリゲーター(情報のまとめ役)」が重要になります。

2. 物流の「分散型」シフト

大型トラックでの拠点間輸送が困難になる中、いかに「ついで」や「既存インフラ」をハックするかが鍵です。

  • 貨客混載の活用: 路線バス、鉄道、タクシーを利用した超速鮮度輸送。
  • 共同配送(マイクロ・コンソーシアム): 近隣の小規模生産者同士が、ITツールで空きスペースを共有し、相乗りで都市部のレストランや個人宅へ配送する仕組み。

3. データの「トレーサビリティ」から「個別の物語」へ

小規模流通の最大の武器は、大型産地にはできない「個別の物語」の付与です。

  • 動的な価格設定(ダイナミック・プライシング): 収穫から1時間以内の高付加価値販売など、小回りの効く価格戦略。

デジタル・アイデンティティ: どの区画で、誰が、どんな想いで作ったかを、QRコード一つでリッチな体験(動画など)として届ける。

4. 評価軸のアップデート

これまでの「秀・優・良」という規格(見た目)のヒエラルキーから脱却する必要があります。

評価軸

従来の大型流通

これからの小規模流通

品質基準

形状・サイズの均一性

糖度、栄養価、栽培のこだわり

供給量

安定供給(欠品厳禁)

希少性(今しか食べられない)

関係性

取引先(BtoB)

コミュニティ・ファン(BtoC/P2P)

まとめ:小規模流通の勝ち筋

これからは「どこでも買える野菜」を効率よく運ぶのではなく、「ここでしか買えない体験」を最短距離で届けるモデルが主流になります。

特定の地域や特定の品目に絞った「マイクロ・マーケット」の構築を支援するのが、最も現実的かつ持続可能なアプローチではないでしょうか。
「マイクロ・マーケット」の構築となると、「地産・地消」の原点回帰ということになります。

注記: 小規模化は「管理コストの増大」を招きやすいため、受発注や決済のデジタル化(DX)は必須条件となります。

 

 

 

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました