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エチレン・オフ「もやし」を願って

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ノン エチレンもやしを求めて

 

 

 

 

 

 

 

 

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フェイスブックの有限会社 飯塚商店さんから

 

 

エチレン・オフ

 

 

 

私にとってもやしの収穫作業は「もやしを考える」時間でもあります。

昨晩収穫したブラックマッペもやしは、ほぼノンエチレン状態でした。

昨年10月に試して出荷した「深谷もやし0(ゼロ)」に近いです。

つまりありのままのもやしです。

そんなすうっと伸びたもやしをみて考えてしまいます。

最近は(特に地元では)深谷もやしという概念が広まってきたせいか、

こういうもやしでもそれほどクレームは来なくなりました。

昔は大変でした。

「調理しにくい」「食べにくい(歯にはさまる)」「違う豆を使っているのか」などなど。

結局はキャンセル、返品、といった扱いになりました。

時代は変わったなあと思っています。

もしこういうもやしが一般的に受け入れられるようになると、もやし生産者はとても楽になります。

エチレン使わなくていいのなら。

それほど植物成長抑制ホルモンであるエチレンの扱いは難しく、面倒くさいのです。

取材などではよく飯塚さんのこだわりは?と聞かれます。

そういうとき私は必ず「いや。自分はこだわってません。

今主流の緑豆太もやしのほうがよっぽどこだわってますよ」と答えます(笑)。

しかし今や「適正価格が打ち出せないもやし」にもなっています。

エチレンの効率的な処理による育成される「緑豆太もやし」。

今やこのもやしじゃなければダメ、という時代ではありません。

私はもっと多くのもやし生産者が勇気を持ってエチレンのスイッチを切ることを願ってます。

市場の半分くらいがノンエチレンもやしになるくらいに。

 

 

 

 

 

 

 

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